偏差値30から80に上げる

偏差値30から80まで上げた一橋卒リーマンが受験勉強について語ります。

「偏差値30から80に上げる」

かなり大それた言葉をタイトルにしてしまいました。「無理だろ」と思われた方もいるかもしれません。

ただこれは何を隠そう、自分の大学受験生時代の成績のことなのです。

 

僕は神奈川県内のとある進学校に通っていました。しかし成績は常に学年で下から10番以内。しかも変なプライドから予備校にも通わずに自己流の勉強を続けていたため、高校2年生の夏の模試では偏差値30台を叩き出ししてしまいました。模試の結果はもちろん全てE判定です。

 

にも関わらず、なまじ進学校であったために、早稲田や慶応を滑り止めと言う同級生に感化され、「自分も受かるだろ」という能天気さでいたため、センター試験で見事爆死。浪人という進路(進路?笑笑)を選ぶことになりました。

 

ただこの経験の中で、何か勉強の本質のようなものに気づいたのです。「英文解釈教室」という参考書を書いた伊藤和夫先生の言葉をお借りすれば、「血肉化」です。噛み砕いて説明すれば「己の血肉に染み付くくらい、何度も反復せよ」ということです。そしてもっと、具体的に説明すれば、無意識にできるくらいに練習せよということになります。

スポーツなどでも経験したことがある方もいるのではないでしょうか。練習でできないことは本番の極度の緊張の中ではできません。受験勉強も同じです。英語であれ、数学であれ、社会であれ、国語であれ、日々取り組む問題が解けなければ、受験本番に同じ問題を解くことはできないのです。

 

その「血肉化」のための勉強を続けることによって僕は浪人して初めて受けた第一回K塾全統模試の英語で偏差値80を叩き出しました。全科目の総合偏差値も軽く70を超え、予備校のクラスで1位を取ることができました。そして一浪の末、一橋大学に合格しました。

 

受験勉強は全て「血肉化」です。
偏差値至上主義を唱えているわけではありません。また学歴至上主義を唱えたいわけでもありません。
ただ、どうしても行きたい大学(高校でも構いません)があり、そこでもし偏差値が障壁となっているなら、それは非常にもったいないことだと感じます。だからこそ、その障壁をぶち壊せるようなエッセンスを伝えたい、そうした思いでこのブログを作るに至りました。


※誤解を恐れずに言うと、偏差値30から80まで上げるのにかかった期間は、高校2年の夏〜一浪した時の春まで、つまり実質1年と9ヶ月かかったことになります。勉強法が手探りで非効率的だったと言うのもあると思いますが、少し時間がかかっています。なので現在高校3年生で、今すぐにでも偏差値を80にしたいという願いを叶えるのは難しいと考えています。

 

※ただ一方で、僕自身の経験に照らし合わせて言えば、高校3年生の6月に受けたK塾模試の偏差値が英数国歴平均して45〜50だったにも関わらず、夏休み明けのK塾模試の偏差値は英数共に70を超えることが出来ました。実質2ヶ月です。45→70はそう難しいことではないのです。


偏差値30を取り、勉強しろと言われてもその勉強の仕方がわからないという状況を経験してきた僕だからこそ語れることがあるのではないかと思っています。
「血肉化」するにはどういう勉強法をすればいいのか、また予備校に通うメリット、受験のために部活は辞めるべきかなど、できるだけわかりやすく、いろいろなことを伝えていければと思います。

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