偏差値30から80に上げる

偏差値30から80まで上げた一橋卒リーマンが受験勉強について語ります。

部活はやるべきかどうか

受験が近づくにつれ、誰しも考え始める事だと思います。

場合によっては、学校に通っている本人よりも親御さんの方がこの事に敏感かもしれませんね。

 

僕が通っていた学校は、中堅どころの中高一貫校だったため、

「第1志望の中学に落ちたからこの学校に来た」という同級生がたくさんいました。

そして彼らは、「大学受験は絶対に成功してやる」と親子共々息巻いて、中学一年生から予備校に通うという生活を送っていました。

(実際彼らの大学受験結果がどうだったかと言うと、

半分くらいの人は無事東大に受かり、

また半分くらいの人は滑り止めとして受けた早慶に行ったり、どうしても東大が良いと言って浪人したりと様々でした)

 

ただ、中学生高校生だった僕の目から見ても、

「中1から部活もせず予備校に通う生活って楽しいのか?」

と言う疑問は消えることはありませんでした。

 

大学受験を終え、社会人になった今だからこそ、

「果たして部活をする意味はあるのか?」ということを冷静に振り返る事ができるのでは?と思ったので、今回はそこにフォーカスして書いてみようと思います。

 

  • 部活をやらないメリット

・膨大な勉強時間を確保できる

偏差値を上げるには、効率のいい勉強をするのが第一ですが、

1日1分勉強するよりは、1日1時間勉強した方がもちろん偏差値は上がります。

部活をやらない選択をする事で、放課後部活にとられていたであろう3時間を、毎日の勉強に費やす事ができるようになるので、勉強時間は格段に増えます。

 

  • 部活をやらないデメリット

・リフレッシュがしづらい

ずっと机に向かっているとどうしても集中力が切れて、ただ漫然と机に座っているだけという状態が生まれる事があります(ずっとペン回しをしてしまったり、家なら漫画を読みたくなったり)。

こうなってしまうと机に向かう意味はほとんどないですよね。

友達と遊べば良いのではという考えもありますが、そうなると受験のために部活をやらないという選択をした今もあまりありません。

 

  • インプット過多になる。

部活をせず予備校に通うとなった場合、学校の授業と予備校の授業、二足のわらじを履く事になります。そうなるとどうなるか。

予習復習に手を回す時間がなってしまいます。

先生方がどんなに素晴らしい授業をしたところで、それは短期記憶になってしまうので、一週間もすればその内容は頭から抜けていってしまいます。全く身につかないという事になるのです。

 

次に部活をやる事について

 

  • 部活をやるメリット

・体力がつく

部活(特に運動部なら)をやっていると、毎日身体を動かす事になるので、当然ながら体力がつきます。

テスト前、運動部の人たちが凄まじい一夜漬けをして良い成績をとるのを目にしたことはありませんか?

一夜漬けをしようとなった時、寝落ちせず、朝まで起き続けて勉強できるというのもある意味体力です。

受験は長いマラソンのようなものなので、途中でバテず、最後まで走り抜けられる体力のある人が良い結果を生み出せます。 

 

・自信がつく

運動部でも文化部でも構いません。

夢中で何かに取り組んだという経験は、勉強でも絶対に役に立ちます。

 

例えば何かの大会で優勝したとなれば、自分は努力すれば結果を出せるんだという自信がつきます。

受験勉強でE判定ばかりもらうと、「自分なんかにはどうせ無理なんだ」とマイナス思考に陥ってしまう事がありますが、そんな時、「部活では、結果を出せた。だから勉強でも努力すれば結果が出せるはずだ!」と自分で立ち直る元気が湧いてくるのです。

 

もちろん部活で輝かしい結果を収めていなくても、

「あの時は途中で諦めて負けてしまった。あんな後悔は二度としたくない」という感情で受験に立ち向かう元気が出るということもあります。

 

・仲間ができる

苦楽を共にした仲間というのは貴重な存在です。自分が落ち込んだ時は励ましてもらえるし、仲間が良い成績を取ったら「負けてたまるか!」とモチベーションが急に高まったりします。これは1人で勉強していたら得られない経験です。

 

 

  • 部活をやるデメリット

・時間が取られる

しょうがないのですが、時間は取られてしまいます。

でもだからこそ、効率の良い勉強を意識する人が増えるというのも事実です。

 

 

と色々書いてきましたが、言いたいことは1つです。

 

僕は部活はやった方がいい。

やるなら、夢中で打ち込め。